普段、ちょこっとした電子工作するのに便利なんで使っているAuduino。このところモノのインターネットということでIoTが(妙に)脚光を浴び、その入り口に構えるArduinoがんー、こんな事が起こっていたのか。
知らなかった…
できれば穏便に着地してくれるといいなぁ。。。
Arduinoの内部分裂について | スイッチサイエンス マガジン.
ご存知の方も多いと思いますが、Arduinoチームが内部分裂してもめています。おおざっぱに言うと、米国のArduino LLCという会社と、イタリアのArduino SRLという会社が、それぞれ「我こそは正当なArduinoだ」「お前は偽物だ」と言って争っているのです。Arduino LLCは、元々のArduinoの開発者5人が設立した会社です。Arduino SRLは、その5人のうちのGianluca Martino氏が長く経営しArduinoの製造と全世界への販売を担ってきた会社です。現時点では、合計4件またはそれ以上の訴訟または異議申立てが係争中です。
ソフトウェアを中心に開発し配布しているアメリカチームとそれを形になるよう実際に基板を製造しているイタリアチーム。ソフトウェア中心のほうはもっと広く使って欲しいと考えるのは普通であって、そのためにArudinoという商標を多くの人に使ってもらうとかしたかったんだろうね。しかし、イタリアですでに商標として登録されていて、アメリカチームで配ることが容易にできなかった。それがどうやら争点の始まりのようだ。でも、商標のばらまきをやられてしまうと実物を製造しているほうにとっては同じ名前を使うライバルが増えることになり、価格競争になれば商売あがったりになるわけで冗談じゃない!と思うのはこれまたしごく当然。
この論争は使う側からするととても迷惑。すでにIDE環境がArudino.cc版(1.6.x)とArudino.org版(1.7.x)ができてしまい、とても悩ましい状況になってしまった。
この論争に巻き込まれないようArudinoを使わず、電子工作でちょこっとしたワンボードの代換え案はとなると、mbed系ですかねぇ。値段もそこそこ安いですし、ライブラリも充実してますし、Arudinoのシールドもそのまま使えそうなものも出てますからこれはこれで便利そうです。いくつか買ってみて試してみますかね。
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