人生の半ば
カミサンが買ってきたよぉというので、3時間弱で一気読み、読了
上橋さんのファンタジーは心にズシンと来る。特にこの獣の奏者シリーズは重いねぇ。。
この本の作者によるあとがきに「人生の半ばを過ぎた人へ」という題が付いている。そして、この獣の奏者シリーズは児童文学ではないと作者自身が言い切り、このシリーズへの想いを綴っている。確かにTVアニメになると聞いた時、えぇ、これを子ども向けのアニメにするの?!と驚いたものだ。主人公のエリンの物語が進むに連れ、語られる内容も主人公の年齢と同じ視線になっていく。つらく重い救いの終末に向かって。。。
その物語、前半の2巻と後半の2巻の間にある、すぽーんと抜けた空白の時間を埋めるのがこの外伝。真王領の騒動のあと、ジェジが生まれる前後とその母子の姿を見つめるエサルの過去なんですけど、確かにとてもきになる11年間ではありまして、ぜひ読みたいと思っていましたが、、、あはは、やっぱり重いです。(^_^;; でも、ドップリ入り込んで読んじゃうんですよね。上橋さんの文って、なんというのかな力とスピードがあるのでそのまま巻き込まれてしまうんですよ。今回もカミサンが買ってきたと食卓に置いたのを手に取ったあと、3時間ノンストップで読みふけってしまいました。。。うちらくらいの年代向けのファンタジーってあまりないものね。次回作ってなにになるのかな。楽しみにしていよう。
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