経済・政治・国際

2004.02.29

クリックで救える命がある

株式会社ディー・エフ・エフが今年始めた募金システムです。巡回するアチコチのサイトに紹介がでていたり、バナーが貼ってあったりするので、どれどれどんなものだ?と見てみることにしました。

パッと見た目、イマイチどういうことをしたいがためにやり始めた事業なのかわかりづらい。が、スポンサー情報(企業様向け)を読むとこの会社が何がしたいのか(ビジネスモデル)のシステムが見えます。

ようするに企業の「企業責任活動」をPR&フィードバックがもらえるページを作りますと参加企業(スポンサー)を募り、その中からNPOに対して寄付金活動を行っている企業を紹介、その紹介記事を見た人から賛同のクリックがもらえたら、その回数を伝え、たぶんビューカウントの利用代金を貰い、その企業とタイアップしているNPOにクリック回数に比例した寄付金を渡すというシステム。
参加企業側からすると、少ない投資で企業責任をはたしてまっせとPRの場に名を連ねられるし、NPOに寄付金をしてるということも効率的にPRできる。

株式会社ディー・エフ・エフ自体が直接募金するわけではない。もちろん、クリックした側(うちら)が1銭たりとて募金するわけでもない。参加企業のページに飛んでもらうラウンチャーと投票(?)システムを用意して、飛んだ先でその企業が行ってる寄付活動のどれに募金をする(寄付したほうがいい)というのを投票してるようなものだ。
つまり募金の名の下に他とはちょっと違うクリック広告も見せる(誘う)ことが出来るWeb広告を提供し、広告代の一部を寄付しているといえる。

でもまー、なかなか面白いビジネスモデルじゃないか!!
というわけで、サイドフレームに小さいながら www.dff.jp のバナーを貼っておきました。

興味のある方は、まず、CSR ConsortiumStudy CSRでCSRって何?を読んだり、募金ページの下のほうにある 「スポンサー情報(企業様向け)」のリンク辺りを辿ってビジネスモデルを理解してから、どうするか考えてみてくださいまし。

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2004.01.01

雇用機会

Spelen met kennis!: アングラ化する就職情報

気になる記事、もうひとつ。
リクルーターが人づてで人材を探す、紹介を受けるというのは、最近の流行ってわけじゃない気もするけど、、、表の募集が減って顕著になったってことかな。

本来は、条件をはっきりさせて募集をかければよかったんじゃないか。
◆語学堪能であること
◆重量物の搬送があるので体力があること
ただ、力自慢は男性を想像させるのでバツといわれるかもしれないので、表現には気をつけないといけないかもしれない。
いまの男女雇用機会均等法での書き方指導はちょっといびつだから。

視点を変えてみると、重量物云々のくだりは、リクルーターが女子学生を弁護してくれているだけで、問題は、しがみついてでもキャリアを積むことに拘りがない(すぐ辞めちゃう)学生も多いこともあるのでは。これは男女ともそういう傾向がある気がする。

カミサンの再就職に付き合ってみて、人材募集広告を見るたびに思うのですが、年齢性別じゃなく、なんでキャリア重視に募集し、雇用しないのか不思議です。事務員募集で35才の年齢制限が何で必要なのかさっぱりわかりません。

この例もそうですが。子持ちのお母さんとか日々重たい子どもを背負って走ってますから、そこらのニーチャンより根性もパワーもあるし、生活かってるからおいそれ辞めないし。もしかすると一度定年でリタイアしたオジサンのほうが語学も腕力も商才もあるかもしれません。
もっといい人材がいるのにその雇用の機会を逸してるかもね>企業さん
新卒よりキャリアでしょう。大学出れば就職できる時代は終わった。新卒だって学生のうちにどんどんキャリアを積むべきだ。インターンに出たり、起業したっていい。

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誰って国民以外いないですな

Spelen met kennis!: 借金を返すのは誰?

借金を返すのは誰?

★本日の言いたいこと★

 国の借金を返すために、
 国に税金を払ってくれるような
 人材育成策や起業家支援策を国はとるべきだ。

誰って、国民ががんばって返すほかないんですな、税金一生懸命払って。
そのためには将来に向けての投資が必要です。この国に足らないのはどう見ても人材育成などソフトウェア面です。バブルの遺産で箱物、ハードウェアはもう十分あります。それにハードウェアは金を産みません。ソフトウェアは完成後も、日銭を稼ぎ、儲けを産みます。

湯水のようにお金を使っても政治屋や官僚の方々は自分たちの財布は何も痛みません。なんとまあ、大赤字になっても首飛ぶところか、予算を使えば使うほど「偉く」なります。そして安泰な老後が待っています。
予算はすぐさまモノとして見えるハードウェアに投資するのが大好きです。
一方、育成とか時間のかかるそして目に見えて成果が見えづらいソフトウェアものへの投資は大嫌いです。困ったもんです。
月収40万家計で、返すあてもなく先送りなのに毎月40万をさらに借金して、月収80万のゴージャスな生活おくってるっていることってが異常だと思わんのかね。
その割には国民にちっとも危機感がないですけどね。茹で蛙状態というやつかな。他人事のようにみな振舞います。仕事ほしさに道路を要求します。

そろそろ、このへんにまず重点投資して欲しいもんだなあ。
もうすぐがむしゃらに働いてくださった団塊の世代さんたちが年金をもらい始めまっせ。

◆教育、とくに小学校30人以下クラスとか密度の濃い指導が行える教師への投資とか、どうせ少子化で学校が余るのだろうから、全部中高一貫高にして一番創る力、応用力の伸びる時期を受験でつぶされないようにするとか(受験戦争の低年齢化が怖いけど)。大学も生涯学習の場としてもっと門戸を開いて欲しいな。引きこもってないで起業を支える基礎研究の場としてももっとがんばって欲しいもんだ。
◆少子化、やっぱり産むと損という今の状態を何とかしないとねえ。一人産むと育児費現金で100万キャッシュバック!とか(^^; 子どもが居ない人からはずるい、不公平だといわれるが、将来あんたらの老後を支える担い手、稼ぎ頭、納税者なんですから投資しましょうよ。 あと、小児科がもっと儲かるように法改正してよ。
◆起業投資、本来は銀行がこれをして投資で一発当てることをしないといけないんだけど、銀行自身が健全な中小企業からも貸し剥がしだもんな。ITバブルの傷もあって難しいが、何度失敗してもそのチャレンジを支える投資枠を銀行に義務付けるとかほしいな。
◆労働条件、下手な育児支援(保育所増やす)じゃなく、家を省みない男並みに働くことを求める環境に女性を合わせさせるんじゃなくて、家事育児がベースにある労働条件に法規制して、ワークシェアや女性参加機会を増やすほうが、納税者が増えると思うんだがな。
◆特殊法人の全撤廃、職員にある程度の退職金払って、ばっさり!その後はイギリス式に首をかけた事業主の公募でもいいな。これだな。どっちにしてもまずは無駄遣いする奴らを一掃せねば。。

下手な兵器や道路や建物つくってる金に比べれば、大した金額じゃないんですけどねえ。頼みますわ>政治屋じゃなくて政治家の方々
ちゃんと一票いれますんで。

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