« たぶん私は3人目 | Main | 稔り »

2007.09.05

飛び込み

大臣が奈良県に他県との連携をどうにかしろといいに言ったようだが。。問題はそこじゃないと思うぞ。

asahi.com:舛添厚労相に、妊婦搬送システムで支援要請 奈良知事 - 暮らし.

奈良県橿原市の妊婦(38)が医療機関に相次いで受け入れを拒否され、死産した問題で、同県の荒井正吾知事は3日、舛添厚生労働相と面会し、一連の経緯を説明するとともに、県の周産期医療の改善に向けた国の支援を求めた。これに対し、舛添厚労相は緊急時に都道府県境を越えた広域で妊婦を受け入れる態勢を強化していく考えを示した。

というのも、いくら連携をしようにも受け入れ先がたぶん無いからだ。もし受け入れさせられたとしてもその病院は、経営的に保たなくなるだろう

asahi.com:悩まし「飛び込み出産」 費用踏み倒しも-マイタウン神奈川

妊娠してから一度も検診にかからず、陣痛が来てはじめて救急車をよんで病院に運ばれてくる――。産科医のあいだで「飛び込み出産」とよばれる事例が、最近、基幹病院で増えている。胎児の情報が少ないうえ、中には出産費用を踏み倒す妊婦もおり問題も多く、基幹病院も頭を悩ませている。県産科婦人科医会も実態把握のため調査に乗り出した。(大貫聡子)

もともと産院不足という問題があり、どこもかしこも予約されてる妊婦を切り盛りするだけで手一杯で、飛び込みで来られてもその余地など無く、連携なんか出来る状況にはない。そう、連携を強化する以前の問題で、昨今の産婦人科不足の解消をどうするか?のほうが先なのだ。

それに加え、昔は飛び込み出産というと10代で相談するアテが無くとか外国籍でとか病院に通えない人が多かったようだが 最近は、産院不足で近くになかったりもう予約が一杯で取り合ってもらえなかったり、サービスが豪華になって支払いが大変そうだったり、手続きをすれば出産補助金が出るはずなのだがその情報を得ないままだったりで、飛び込み出産をする人がドンドン増えているそうだ。しかし、飛び込み出産で来られるほうの医院もそれまで検診などの予備知識もない人が緊急状態で来るわけだからリスクが高すぎ、そうでなくてもいまは数ある診療科の中でダントツに産科が訴えられるケースが一番多いときている。

さらに、なんと神奈川県立こども医療センターによると、1月から4月に来た飛び込み出産8件のうち、ちゃんと医療費を支払ったのはたったの2人だそうだ。つまり飛び込み出産は踏み倒しのリスクも抱えることとなる。これじゃあ、やっぱり飛び込み出産の妊婦を倦厭せざる得ないのが実情じゃないのかな。

よって、行政の小手先で連携網作りました(^^)/といってもそれは形だけの物。実際に受け入れ先が無くて同じようにたらい回し。これを機能させるにはまずは産院を増やす、地道な啓蒙活動(金銭的な補助が受けられる、飛び込みのリスクの説明などなど)で少なくとも飛び込み出産を減らす努力をすることの方が優先した方がいいと思うのだけどねえ。やっぱり面倒くさいことは後回しか。。

|

« たぶん私は3人目 | Main | 稔り »

ニュース」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/10432/16357154

Listed below are links to weblogs that reference 飛び込み:

« たぶん私は3人目 | Main | 稔り »