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2006.08.17

Li-Ion電池リコール

DELL ノートPCの発火事故からソニー製Li-Ionバッテリーの製造上ミスが取りざたされ、なんと410万個のリコールに進展しましたね。

ITmedia News:ソニー製バッテリーの過熱問題、Dell以外にも波及?.

米消費者安全当局は8月15日、Dellが米国で同社史上最大のリコールを発表したことを受け、ノートPCで使われているすべてのソニー製リチウムイオンバッテリーを、出火の危険性がないかどうか調査していると明らかにした。

問題は、そう、他のソニー製Li-Ionバッテリーに波及しないかってこと。お盆休みであることも重なってるので、調査結果はこれからってことかな。

高密度大容量セルを大量に使うのは、ノートPCぐらいしかないのでなかなか他の家電にも爆発炎上という派手なことはないとは思うけど。。いまのところリコールを発表しているのはDELLだけ。あと連続で発火事故を報じてるのはAppleのノートPCだけど、いまのところPowerBook G4(LG Chem製)やMacBook Pro(これは安全上の問題ではないらしい)の分だけのようだが、、どうなるかねえ。ThinkPadのLenovoのほうはいまのところそのような事故パターンは報告されてないと言ってるみたい。

Li-Ionバッテリーってものすごいエネルギー密度のものなので、ショートしたら一気に大電流が流れ、あっという間にものすごい高温となりヘタすれば爆発的に発火してしまう。それについてはこの記事が参考になるだろう。

ITmedia News:[WSJ] 「燃えるノートPC」に悩む航空業界 (1/2).

危険性は低いものの、消費者製品安全委員会(CPSC)は2003年以降、携帯機器のリチウムイオンバッテリーが加熱し、煙を発したり爆発したケースを339件記録している。深刻な傷害や死亡の記録はないが、米連邦航空局(FAA)は1991年以来、この種の事故を60件記録している。過去2年間で航空機内において6件の過熱事故が起き、そのうち5件は出火、1件は懐中電灯が過熱して耐熱グローブで扱わなければならなかった。

その昔、単一電池2本分くらい巨大なリチウム1次電池セルを6本いれる業務用特殊製品を同じ課の同僚が設計していたことがあるが、「これ1本、火にくべる(熱衝撃を加える)とTNT火薬同等の破壊力がある爆発をするらしいんだよねえ」と引きつった笑いをしていたのを思い出します。

そもそも1個がそんなに巨大なセルを家電品に使いはしませんし、いまは何重にも安全回路を入れたり、1つのセルをあまり大きくしないようにしたり、もしもの事故でもできるだけ安全にという仕組みが入ってますので、おいそれTNT火薬のようにドカーンとはいかないでしょうが、そういう高いエネルギー密度のもの(それなりに危険なもの)を持ち歩いているのだという意識は必要なのかもしれません。現にたぶんショートが発端となった充電池の加熱で携帯電話やデジカメが高熱になって筐体が溶け出すとか、不用意に握ってしまって火傷を負うとか、という事故は数多くあるのです。

それにしても事故の可能性がある電池が2004年の分からというのも気になりますねえ。2年以上同様な事故があまりなかったんでしょうか。。

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