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2005.10.28

人口減が始まった

ここまでみごとに毎回下方修正をしながらも危機感を感じない根拠不明のV字回復曲線を描けるところが役人のすごいところかなあ。。。

(中)人口減社会 : 急げ年金改革 : 企画・連載 : 医療と介護 : YOMIURI ON-LINE (読売新聞).

 

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「初めて人口減少が予想されている。少なくとも男性は、前年比で減少となる可能性がある」

 麻生総務相は先月末の記者会見で、今年の国勢調査結果を予想して見せた。

 昨年の年金改革は、国立社会保障・人口問題研究所(社人研)が2002年に公表した人口推計を前提としている。推計で総人口のピークは06年とされているが、専門家の間では、1~2年早まるという見方が常識だ。国勢調査を担当する総務相の発言は、推計の信頼性に改めて疑問符を付ける形となった。

じつはこういうグラフって会社の中でもよく見るんですよね。毎年発表されるの売り上げ中期計画が前年の横軸の年度数字部分だけがズレていくV字カーブのやつ(苦笑)。「今年は去年より落ち込みましたが来年はこのように売り上げが伸びて一気に回復します」という言い訳付きの奴です。その毎年のをこのグラフのように重ねると全く似たようなものになりますな。
それにしてもどういう根拠で出生率が回復するといってるんでしょうね。不思議でなりません。数年はちゃんと実績値にトレースするような予測カーブを描いているのに、どれもこれもそのあと急反発することになってますね。年金の数字をひねり出すためにそのときの年金改革担当者の任期の間は「いまは落ち込むがその後は回復するので大丈夫」としてるように見えてなりませんな。そう描けと圧力が掛かったかもしれないな。つまり誰かのための言い訳用のグラフ。このグラフさらに面白いのは、81年のものを除くと、毎回すべて回復値が前回の予測した当時の水準まで戻るとしているところです。涙ぐましい前任者への配慮ですね。
V字回復カーブはとても居心地がいいのは判るんですけど、毎回こうも予測を外しまくっているものを使うのもそろそろ疲弊してきたのでしょう。ようやく違う予測数字も政府が使うようになってきて、先の総務相の発言になってると思うのですが。。。

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Comments

グラフには現実(実績)と希望(予測)が書かれていて、希望を実現するにはちゃんとPDCループをまわしていかないといけないんだけど、グラフ書いちゃった時点で安心して終わってるみたいだねえ。
80年代前半で一時的に回復しているように見えるのは、何の影響だろう? 同じ手が使えるなら希望もありそうだけど。

Posted by: さねを | 2005.10.30 at 11:23

予測グラフを書いた人(年金計画組)と出生率改善(旧厚生省)を行う人たちが全く別の組織でどちらも責任を負っていないってことでしょう。
会社で言うと企画管理部と事業・製販部が互いに相手の責任を持たないで動いている状態ってことですね。

ちなみに80年代前半のピークは、なんでしょうね。団塊の世代ジュニア(第2次ベビーブーム)はこのグラフのピークの71年頃ですし。ちょうどバブリー期で浮かれた分出生率が微妙に上がったのかな。
縦軸の目盛りがかなりセンシティブな振り方をしているので、実際の数字はそう大きくはピークを作ってるわけではなさそうです。
http://www.ipss.go.jp/syoushika/seisaku/html/111b1.htm
↑このグラフ見ると判る。

Posted by: くっきも | 2005.10.30 at 13:16

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