« 子どもらの環境にもっと投資しようよ | Main | 残者利益出るか? »

2004.05.16

著作権法を読んでみる

ひとくちメモ: 著作権法も年金法案くらい手ごわいを読んで、ポップンポールさんの記事はさすがに違和感がないんですが、いつもこの手の話題で気持ち悪いなあと思うことは、著作権「侵害」と著作権(法)「違反」(=違法)どっちじゃ?ってこと。
気持ちが悪いので、一度きちんと著作権法を読んでみることにしました。全く便利な世の中になったもんで、分厚い六法全書とかを買いにいかなくても家で最新の全文を読むことが可能です。

それで見えてくることは、著作権法は著作者(の金儲け;)の権利保護をする法律であって、簡単に言うと著作物をコントロールする権利は著作(権利保持)者がすべて持つ(専有する)と、著作者が儲ける権利を保障することをうたってるものってこと。単純に「コピーしちゃいかん!」とか、「コピーしたものを渡しちゃいかん!」とか書いてあるわけじゃない。また、業種ごとの慣習やメディアの特性からくる特例や例外を分けて書いてある部分が非常に多く、そらもうわけわかめ。そこがこの手の話をややこしくしちゃってる問題なんだろう。

僕も法律を生業にしている人じゃないので間違ってたら指摘してくださいまし。(_ _;

商業用レコードを商業用レコードを商売と(金儲け)している人が、著作権者に無断でコピー(複製)&頒布を行うことは法律で罰則が規定されてるのでやれば「違法」であると判りやすいのですが、、、よく問題にされている個人がお金を取らずにコピー(複製)や頒布/貸出する行為が直接そのことが違法かどうかが(してはならないとか明確に)書いてあるところが見当たらない。
間接的に辿ると、複製や頒布に関わることについてどうにでも出来る権利を持つものは唯一の人は著作権者であるとされているので、著作権者が許諾している者以外で複製頒布行為をすることは、その権利を侵害している行為である、となるわけです。

「たろぐ: 気になるニュース。」にあった親しい者に複製をあげたり貸したりすることを、「私的使用のための複製」に書かれてる「個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること」は「例外的に権利を侵害する複製にあたらない」を引き合いに出す人が居るけど、これで許されてるのは「複製を持つ」ことであって、それ自体をあげたり貸したりすることじゃないんですね。またこの例外範囲は「自分個人と家庭(に準ずるもの)」ですから、友人が家庭に準ずるかとなると。。。どんなに親しいだろうと家庭内の使用じゃないですから著作物の複製物の目的外使用となって、「複製していること」されてます。
もしこれが著作権者の複製物をコントロールする権利を侵害していれば、訴えることができるということになるのでしょう。(あーーややこしい)

コピーすること自体、違法かというとそういう意味ではなく、著作者が設定している権利(平たく言うと儲け)を侵害している可能性があるということ。直接その行為に対し罰則、罰金が設定されているわけでもないので、認められている権利を侵害された損害を立証し、訴えない限り罪に問えないこと。

が、唯一、してはいけないこと(違法行為)として明確にコピー行為を禁じている項目があります。
それは何らかの技術的行為でコピーできないようにしてあるものをコピーしたり、コピーを持ってたり、そのコピーを防止する技術を外す行為や外す技術自体を配布したり持ってたりしてはいけない。というものです。
最近のメジャーレーベルが CCCDにこだわってる点はここにあるのでしょう。
普通のCDは特にコピー防止をしているわけではありませんから、自分たちの(儲ける)権利を侵害するコピーが蔓延っても、いちいち権利を侵害されたことを立証しないと罪に問えない。コピー行為を取り締まろうにも面倒くさいことになります。一方、CCCDは(粗雑ですが)コピー防止をしてます。となると、CCCDとなってるものを(簡単にコピー防止を外せたとしても)コピーしたり、コピーされたものを持ってても、コピーするための機械やソフトを持ってるだけで違法なので簡単に罪に問えるわけです。こりゃすがりつきたくなるのも仕方のないことなのかもしれません。(- -)

歌詞をそのまま全文を記事に載せる人がいますが、それ自体「複製」ですし、「出版している」2次使用と取られるんで著作権者の複製物をコントロールする権利を侵害してる可能性が出てくるわけです。平たく言うと歌詞カードを売って儲ける権利を侵害して言うということ。

海外CDの輸入に関する論議もあちこちにあがってますけど、現行の著作権法でも著作権者の意図しない頒布は差し止めることが出来るし、他の商習慣からしても並行輸入にたいして圧力が掛けられるものだと思いますが。。。
反論を出してる多くの人は、安くCCCDじゃないものが手に入らなくなるハンターイと唱えてるだけでイマイチ法的根拠が薄い気がするのは気のせいかな。

引用と認められる条件もいっぱい書いてあるし、僕自身もこうやって他人の著作物である記事を引用(ネタに)して記事を書いてるわけで、注意して書かねばなりませんね。

貴方もいっぺん「著作権法」を読んでみることをおすすめします。

|

« 子どもらの環境にもっと投資しようよ | Main | 残者利益出るか? »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

Comments

CCCDで例としてあげられるのがMacintoshです
CCCDには「Macには対応していません」と明記されており、実際MacにCCCDをかけると普通のCDと何らかわりのない反応をします。(つまりCCCDと気が付かない)

この動作をAppleから言わせると、コピー制御をかけているのはWindowsに対してであるので、Windowsでコピーをするのは違法だがMacの場合はそれに抵触しないと言うことらしいです。
(恐らくLinuxでかけても通常のCDとして認識できるのでしょう)

実際に訴訟が起こされたこともなく、非常にグレーな状態なので今後どうなるか気にはなりますが
著作権法にはきっとそう言うことは書いてないんでしょうね、

CCCDがコピー防止をしているのはWindowsに限られるわけですから、Windows以外のマシンで、個人的使用の範囲内で吸い出しした場合は、自分で楽しむ範囲において問題なしと読むことも確かにできそうです。

どう思います?

Posted by: 温泉 | 2004.05.18 at 18:52

うーん。法律の専門家じゃないから正確なことはいえないけど、、、限りなく黒に近いグレーでしょうね。。
著作権法第三十条一項二号に書いてあることをそのまま鵜呑みにすると、まずCCCDになんて書いてあるかによるんじゃないでしょうか。
残念ながら手元に1枚もCCCDがないんで判らんのですが(笑)、Windowsでのコピーを禁止ではなく、一般的にそのディスクに収められてるデータの「コピーそのものを禁止し、そのためにコピーできない技術が使われいる」と書かれていた場合、その方法がどんなに陳腐だろうが、つまりWindowsにしか有効じゃないからとMacを使って、その「技術を回避できることを知っていてて(もしくはやってみたらできちゃったと知ってしまって)」ヤッてるならば、アウトでしょうなあ。
で、第百二十条の二で Macがコピーマシンということになると、持ってるだけで違法になります(笑)

Posted by: くっきも | 2004.05.19 at 00:24

びみょーですねえ

MDへのコピーは可能 ってかいてあります(^^;

つまり コピー自体を禁止しているのではなく
デジタルコピー(あれれ? MDへ光でこぴったらどうなるんだ?)を禁止していて、それはWindowsでしか有効に動作しない仕様になっています

さらにMacで使った場合にどうなるかしらないよん
ってことも書いてあるので
Macは対象外と読めます。

非常に怪しい書き方です

Posted by: 温泉 | 2004.05.19 at 12:49

やっぱどう書いてあるか見るために、一枚、無理無理にCCCDを買ってこないといけないのだろうか(^^;

Posted by: くっきも | 2004.05.19 at 23:56

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/10432/587796

Listed below are links to weblogs that reference 著作権法を読んでみる:

« 子どもらの環境にもっと投資しようよ | Main | 残者利益出るか? »